マカオ気象局、今年の台風襲来数を4〜6個と予測=例年より降雨量多く気温高めに

マカオでは、まもなく雨季がスタートする。マカオ地球物理気象局は3月24日、雨季にあたる4〜9月の降雨量及び台風襲来数の予測を発表した。

マカオには毎年4〜6月、7〜9月の大きく2つの出水期(集中豪雨や台風の多い時期)があり、前者は南シナ海のモンスーン、後者は台風の影響によるものという。

同局によれば、過去のデータでは、毎年平均5〜6個の台風がマカオに影響を及ぼすとのこと。現在の強いエルニーニョ現象は夏季に向かって正常な状態に回復し、年末にかけてラニーニャ現象へと変化する可能性があることから、今年(2016年)は4〜6個の台風がマカオへ襲来するとした上、最初にマカオに影響を及ぼす台風は6月下旬頃、台風シーズンの終了は10月末と、いずれも例年より遅いとの見通し。

また、今年4〜6月、7〜9月の出水期の降雨量はいずれも例年より多く、気温も高めとの予測。

なお、香港天文台が3月15日に示した資料では、今年香港に襲来する台風の数は4〜7個、台風シーズンのスタート時期は6月以降、年間降雨量を平年並みまたはやや多いおよそ2500ミリ以上とする予測となっており、今回のマカオ地球物理気象局による予測と比較的近い。

台風警報の発令を知らせるサインを掲出する海事・水務局職員(資料)=2014年9月(写真:新聞局)

台風警報の発令を知らせるサインを掲出する海事・水務局職員(資料)=2014年9月(写真:新聞局)

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