国連気象機関「今年上半期、観測史上最も暑かった」=香港・マカオでも6月記録的高温
- 2015/7/22 9:57
- 社会・政治
国連気象機関(WMO)が公表した最新レポートによると、今年(2015年)上半期の世界規模の気温について、観測記録の残る1880年以降で最も暑かったという。
マカオの政府系放送局TDMが7月22日朝のラジオニュースで報じた。WMOのレポートによると、上半期の平均気温は20世紀の平均15.5℃から0.85℃高く、海洋表面気候は2010年に記録した最高を0.04℃、陸地表面気温は2007年のそれを0.13℃それぞれ上回ったとのこと。
WMOは、高温が続いている理由としてエルニーニョ現象による影響を指摘している。オーストラリア及び米国の気象当局では、エルニーニョがさらに強まり、来年(2016年)頭まで勢いを持続すると見込んでいるという。
今年6月、香港で1884年の観測開始後最高となる平均気温29.7℃、マカオでも同1904年以降で2番目となる28.8℃の高温を記録した。