マカオ、歴史的な寒さで低体温症相次ぐ…死者6人に
- 2016/1/30 9:21
- 社会・政治
1月23日頃から非常に強い寒気が中国南部にまで達し、マカオでも数日間に渡って極めて気温が低い状況が続いた。1月24日午後2時15分には1.6℃を記録し、67年ぶりに1月の最低気温を更新。この歴史的な寒さの影響で低体温症となる事例が相次ぎ、複数の死者も出たという。
マカオ政府衛生局が1月29日夜に公表した資料によると、同日午後4時までにマカオにある2つの大型総合病院において6人が低体温症で亡くなったことが確認されたという。死者は男性が2人、女性が4人で、65歳〜105歳の高齢者。いずれも軽度の低体温症で病院に搬送されたが、慢性疾患を抱えていたとのこと。
マカオは温暖な地域として知られ、マカオ政府地球物理気象局公表資料では、年平均気温(1981〜2010年)は22.6℃、1月の平均最低気温は12.5℃となっている。
1月30日現在、マカオの気温はすでに平均並みまで回復している。