マカオのパンダ、オスのシンシンが8歳の誕生日迎える=双子の赤ちゃんパンダもすくすく成長
- 2016/8/25 8:54
- 社会・政治
マカオ・コロアン島の石排灣郊野公園内にあるマカオジャイアントパンダパビリオンでは、1組のつがい(オス:カイカイ、メス:シンシン)と今年(2016年)6月26日に誕生した双子(いずれもオス)の4頭のジャイアントパンダが飼育されている。
パパになったばかりのカイカイが8月24日に8歳の誕生日を迎えたことを受け、マカオジャイアントパンダパビリオンを運営するマカオ政府民政総署(IACM)は同日、地元の子供たちを招いてバースデーパーティを開催。子供たちがバースデーソングを歌う中、カイカイにはスタッフ手作りの高繊維ビスケットや果汁シャーベットを使った特製ケーキが提供された。
現在、マカオジャイアントパビリオンではカイカイのみの展示となっており、母子揃っての一般公開時期はしばらく先になる見通し。今回、カイカイのバースデーパーティに参加した子供たちには双子の赤ちゃんパンダと対面できる機会が設けられ、嬉しいサプライズとなった。
IACMによれば、双子の兄弟パンダはすくすく成長しており、体重は幼名「大寶(ポルトガル語名:MANO=マーノ)」が2.5キロ、「小寶(IRMAO=イルマオン)」が2.2キロになったという。
カイカイはメスのシンシン(9歳)とともに2014年12月にマカオ返還15周年を記念して中国中央からマカオへ贈られることが決まったもので、昨年4月30日に四川省のパンダ保護研究センターからマカオへ空路到着し、同年6月1日からマカオジャイアントパンダパビリオンで一般公開がスタートした。今回がマカオで迎える3回目、パパとして初めての誕生日となる。
マカオジャイアントパンダパビリオンの入館料は10パタカ(約140円)で、世界で最も安価でパンダを見学できる施設のひとつとして人気を博している。