ターキッシュエアラインズが2020年にマカオ乗り入れ意向…アジアネットワーク拡充の一環

3月10日から12日にかけて、世界各国から航空会社、空港運営会社、政府観光局などが集まり、国際航空路線開設の商談を行う「ルーツ・アジア2019」がフィリピン・セブ島で開催された。

マカオ国際空港運営会社のCAMは3月22日に発表したプレスリリースの内容によれば、3日間で航空会社20社及び空港運営会社と個別会議を行い、マカオ国際空港及びマカオ周辺地域の市場展望に関する最新状況を紹介することで、新路線開設をアピールしたとのこと。

会議において、トルコのターキッシュエアラインズから、来年(2020年)をめどにマカオ路線を開設する意向が示されたとした。アジアネットワーク拡充の一環というが、今のところでは現時点では機材に限りがあるという。また、複数の東南アジアの航空会社が近いうちにマカオ路線の開設したい意向が示されたとのこと。このほか、日本の中部国際空港と仙台空港、インドのムンバイ国際空港、オーストラリアのシドニーとメルボルン空港の代表者と意見交換を行ったとした。

マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。近年、マカオ国際空港の旅客数は右肩上がりの増加が続いている状況で、昨年通期の旅客数は対前年15%増の延べ826万人を記録。現在、日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。今年3月31日からは福岡線が週4便に、7月1日からは成田線がダブルデイリー(1日2往復)になる予定。

「ルーツ・アジア2019」会場イメージ(写真:CAM)

「ルーツ・アジア2019」会場イメージ(写真:CAM)

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