コロアン島で不法入境者3名検挙―税関当局

マカオ特別行政区税関は1月3日、コロアン島南東の龍爪角トレッキングコース出口付近で不法入境の疑いで男性2名、女性1名の計3名を検挙したと発表。この女性は不法再入境の疑いがあるという。

税関当局によると、1月2日深夜0時4分ごろ、職員がモーターボートでコロアン島龍爪角トレッキングコース付近の海域を巡回していたところ、不法入境者を乗せたとみられるモーターボートを発見。停止して検査を受け入れるよう求めたところ、加速して税関のモーターボートへ体当たりしながら逃走を図った。その後、中国本土側の海域に入ったことから、本土の関連部署への通報を行った。その後、税関の沿岸巡視員が龍爪角トレッキングコース出口で男性2名、女性1名の不法入境者を検挙。3名ともにマカオに隣接する広東省珠海市横琴新区の海岸からモーターボートで当該地点に上陸したと語っている。また、それぞれ珠海空港、拱北出入境ゲートで見知らぬ男性から5,000~6,000人民元の費用でマカオへの不法入境を持ちかけられたといい、マカオ入境の目的は観光と賭博だったという。

税関で調査したところ、不法入境者のうち女性1名は2012年9月に不法入境で税関に検挙され、治安警察局から2年間の入境禁止処分を受けていた人物だった。税関当局ではこの女性を送検し、男性2名については治安警察局に身柄を移された。

不法入境の疑いで検挙された3名(中華人民共和國澳門特別行政區海關)

不法入境の疑いで検挙された3名(中華人民共和國澳門特別行政區海關)


体当たりによる抵抗で大きく破損した税関のモーターボート(中華人民共和國澳門特別行政區海關)

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