マカオ・新口岸地区の路上で違法売春摘発、中国女性とタイのニューハーフを検挙

マカオ治安警察局は9月6日にマカオ半島のカジノホテルが建ち並ぶ新口岸エリアの路上で違法売春の一斉摘発を行い、売春行為を行った疑いで中国本土出身の女性6名、タイ出身のニューハーフ5名を検挙したと発表した。警察では女性らのコントロール役の存在の有無などを引き続き捜査している。

9月9日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。9月6日の検挙活動は新口岸エリアのスターワールドホテルとウィンマカオといった大型カジノリゾートホテルが建ち並ぶ城市日大馬路で行われ、通行人の男性らに声掛けし、売春行為の勧誘行為をしている「女性」らが数多く見受けられたという。実際に11名を検挙したところ、6名が20〜30歳の中国本土(湖北省、四川省、遼寧省、重慶)出身の女性、5名がタイ出身のニューハーフだった。検挙者の供述によると、中国出身の女性らは路上で客を募り、1回あたり1,500〜2,000香港ドル(日本円換算:約20,000〜27,000円)、タイ出身のニューハーフは同2,000〜3,000香港ドル(約27,000〜41,000円)で売春行為を行っていたという。

マカオ治安警察局では社会治安の向上を目指し、違法売春撲滅を掲げて検挙活動を積極的に展開している。

治安警察局(写真はイメージ)—本紙撮影

治安警察局(写真はイメージ)—本紙撮影

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