マカオのカジノVIPルーム運営企業、アジアの競合エリアへ中国富裕層を送客

マカオのVIPカジノ売上が減少を続ける中、VIPルーム運営企業の苦戦が伝えられてきた。先週、マカオで7ヶ所のVIPルームを運営する大手のデビットグループ(大衛集団)が、一気に3ヶ所のVIPルームの閉鎖したことが明らかとなった。

米国の経済誌「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」は1月18日付電子版で、デビットグループのコミュニケーションディレクターへの取材内容を報じた。今回のデビットグループによる3ヶ所のマカオのVIPルームの閉鎖については、VIPカジノ売上の減少に伴うリストラの一環であるとのこと。一方、中国富裕層顧客に対し、ビザ取得サポートなども含め、フィリピンやベトナム、韓国といったアジアのカジノへの送客に着手。今年末にはオーストラリア市場に進出し、将来的には欧州への業務拡大も計画しているという。

マカオのVIPルーム運営企業が脱マカオを図り、アジアの競合カジノ都市へ活路を見出す動きが進む可能性もある。

カジノチップとバカラのゲーミングテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノチップとバカラのゲーミングテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

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