マカオ、タブレットPCの世帯普及率5割超える=直近1年で急増

マカオ政府統計調査局は4月17日、2014年のマカオの家庭におけるIT使用状況調査結果を発表。マカオの全18万9600世帯の半数以上がタブレットPCを保有することなど、モバイル型端末の急速な普及が進む現状が明らかになった。

調査によると、全体の81.1%にあたる15万3700世帯が少なくとも1台以上のパソコンを保有しており、デスクトップパソコン保有が78.7%の12万1000世帯、ノート型パソコン保有が55.6%の8万5500世帯、タブレットPC保有が52.5%の8万700世帯に上った。このうち、デスクトップパソコンの普及率は前年から1.8ポイント減だったのに対し、ノート型パソコンは2.7ポイント増、タブレットPCは一気に13.2ポイントの増となるなど、モバイル型端末の普及が目立った。

家庭用インターネット普及率は84.3%で、前年から1.7%増。このうち、固定ブロードバンドの普及率は前年から6.4ポイント減の79.9%となった一方、モバイルブロードバンドは7.2ポイント増の87.1%に達し、初めてモバイルが固定を上回った。

マカオで急速に普及が進むタブレット端末(資料)—本紙撮影

マカオで急速に普及が進むタブレット端末(資料)—本紙撮影

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