中国都市競争力ランク、香港が13年ぶりトップ陥落=シンセンが初の首位、マカオは9位
- 2015/5/15 14:18
- 香港・大湾区
中国社会科学院は5月15日、2015年最新版の中国都市競争力報告書(中国城市競争力藍皮書)を発表。総合競争力ランキングでは、香港が13年ぶりにトップから陥落して2位となり、香港に隣接する広東省シンセン市が初めて首位となった。
なお、報告書では香港の首位陥落について、保守的、イノベーションの欠如、貿易・金融・海運・ツーリズム・専門サービス業の5業種への過度な依存、新規及び潜在力のある新産業への関心不足などを指摘。香港の日刊紙「星島日報」が同日午前の電子版で報じた内容によると、社会科学院は昨年(2014年)に香港で発生した道路占拠事件や昨今の中国本土旅客との衝突といった事件が香港の和諧(中国が掲げるスローガンで「調和の取れた社会」を指す)都市競争力に対してマイナスに作用したとの考えを示したという。
【資料】2015年中国都市競争力(総合ランク)
1位:シンセン
2位:香港
3位:上海
4位:台北
5位:広州
6位:天津
7位:蘇州
8位:北京
9位:マカオ
10位:無錫