前年割れ続くマカオのカジノ売上「下半期にもリバウンド」=大手IR運営企業幹部が見通し

マカオの月次カジノ売上の前年割れが始まってから、今年(2015年)5月でちょうど丸1年が経過した。このまま前年割れが続くのか、それとも回復へ向かうのか、市場では今年下半期以降の行方に注目が集まっている。

マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」が6月3日付電子版で報じた記事によると、マカオに6社あるカジノライセンス保有企業の一角にあたるギャラクシーエンターテイメント社(以下、GEG)のフランシス・ルイ(呂耀東)副会長がマカオのカジノ売上の見通しに関する同誌記者の取材に対し、今年下半期にもリバウンドするとの考えを示したという。

マカオのカジノ売上は昨年(2014年)6月から前年割れがスタートしたことから、今年同月以降は比較対象となる前年の数値がこれまでのように高いものではないためとしている。

また、GEGの今年度見通しについては、ノンゲーミン部門が2桁成長となるだろうと自信を見せたという。

GEGは、先月(5月)27日にノンゲーミングに主眼を置いた新大型IR(統合型リゾート)施設「ギャラクシーマカオ」及び「ブロードウェイマカオ」をオープンしたばかり。

ギャラクシーエンターテイメント社のフランシス・ルイ(呂耀東)副会長(資料)=2015年5月27日、マカオ・コタイ地区ギャラクシーマカオにて本紙撮影

ギャラクシーエンターテイメント社のフランシス・ルイ(呂耀東)副会長(資料)=2015年5月27日、マカオ・コタイ地区ギャラクシーマカオにて本紙撮影

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