H&Mがマカオ初上陸、記念イベントにベッカム氏登場=大型カジノIR施設ヴェネチアンマカオ内
- 2015/6/15 19:14
- 産業・経済
スウェーデン発のファストファッションブランド「H&M」が6月13日にマカオ初上陸を果たした。開店初日のイベントには元サッカー選手のデビッド・ベッカム氏が登場するなど、華やかなオープニングとなった。
マカオ初上陸となるH&Mの旗艦店は、コタイ地区の大型カジノIR(統合型リゾート)施設「ヴェネチアンマカオ」内のショッピングモールに進出。ショップは2フロア構成で、広さは1万9000平方フィート(約1765平米)。なお、H&Mの正面には昨年末にマカオへ初上陸した日本発のユニクロが大型店を構えている。
ヴェネチアンマカオの親会社にあたる米ラスベガスサンズグループ幹部によると、ヴェネチアンマカオのショッピングモールの出店ブランド数は約350、1日あたり平均来店数は7万5000人に上るという。
ベッカム氏は、H&Mのオープニングイベントに参加した後、知的発達障害のある人たちの自立や社会参加を促進するスポーツ組織「マカオスペシャルオリンピックス」のメンバーとの交流会に参加した。
ベッカム氏とラスベガスサンズグループは2013年11月、アジア事業におけるパートナーシップ契約を締結しており、グループ傘下のマカオ及びシンガポールの複合リゾートに関する広報活動や、現地の社会福祉活動を共同で推進している。
ラスベガスサンズグループでは、アジア地域で抜群の知名度と人気を誇るベッカム氏を起用し、アジアにおけるエンタテインメント事業の拡大、地域社会への貢献をアピールしたい意向がある。