マカオの旅行代理店各社、7月中旬まで韓国行きツアー催行中止の公算=香港の決定に追随

韓国でMERS(中東呼吸器症候群)の感染拡大が続く中、香港政府保安局は6月9日、韓国を対象とした赤色渡航警告(定義:脅威の存在が明確)を出し、韓国への不要不急の渡航を自粛するよう呼びかけている。

香港及びマカオの旅行代理店各社では、すでに6月末までの韓国を目的地とするツアーの催行中止を決定し、申し込み客に対するキャンセルや日程変更(延期)を受け付けている。先週、香港の旅行代理店各社はこの措置を7月15日まで延長することを決めた。

マカオの旅行代理店の対応については、現在まで具体的な延長の発表を行っていない。マカオの政府系放送局TDMが6月23日夕方のラジオニュースで報じた内容によると、マカオ政府旅遊局(観光局)のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長は同日午後に取材に応じ、一般論として過去の慣習に従い香港の旅行業界の決定に追随するだろうとの見方を示した。

韓国・ソウルの繁華街、明洞(ミョンドン)地区の町並み(資料)=2010年—本紙撮影

韓国・ソウルの繁華街、明洞(ミョンドン)地区の町並み(資料)=2010年—本紙撮影

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