今年のマカオ経済成長見通し「マイナス24%」に下方修正=英エコノミスト系研究所

このほど、英エコノミスト誌傘下の研究所、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(以下、EIU)が公表したマカオ経済の見通しに関するレポートの中で、今年(2015年)の経済成長をマイナス24%とし、事前予想のマイナス6%から下方修正したことがわかったという。

マカオのGDP(域内総生産)は昨年(2014年)0.4%減となり、1999年にポルトガルから中国へ返還されて以来初めてとなるマイナス成長を記録した。マカオのカジノ売上(グロス・ゲーミング・レベニュー)は昨年6月から今年5月まで12ヶ月連続で前年割れとなっている。

マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」が6月26日付電子版で報じた内容によると、EIUでは来年(2016年)のマカオ経済は6.7%のプラス成長に転じるとし、事前予想の5.3%プラスから上方修正したとのこと。

なお、EIUのレポートでは、マカオのカジノ売上は今年末には上向きに転じる見込みとしたが、それでも低迷期が始まる前のレベルにまでは達しないだろうとの見方だ。

マカオの町並み(資料)=2015年4月(写真:GCS)

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