マカオで集団食中毒、中国本土から持ち帰ったチマキ食べた5人救急搬送

マカオ衛生局は6月28日、マカオの同じ職場で働く5人が一緒に食事をした後、食中毒の症状を訴え、病院へ緊急搬送されたと発表した。

同局の初歩調査によると、患者らは前夜(27日)午後7時半頃、同僚8人で夕食を共にしたといい、このうち1名がマカオと陸続きの位置にある中国広東省珠海市拱北地区のマーケットで購入したチマキ(粽)が食卓に並んだという。チマキを食べた後、同日午後10時頃になって男性1人、女性4人の計5人が腹痛、下痢、嘔吐などの症状が出たとのこと。5人は仁伯爵綜合医院に救急搬送されたが、症状が回復したことから退院済み。チマキを食べた5人のみに症状が出たこと、購入したチマキを何の処理もせずに直接食べたことなどが確認されており、食事歴、潜伏期間、症状などから、同局ではこのチマキの保存、処理に問題があり、食中毒を引き起こす細菌が発生した可能性が高いとしている。

マカオでは、今年2月にも珠海市拱北地区のマーケットで購入した野菜を使ったスープを食べた一家3人が残留農薬が原因と見られる中毒症状を引き起こした事案があったばかり。

中国風のチマキ(粽)はおにぎり状にしたもち米を笹などの葉で包み蒸しにしたもの(写真はイメージで記事内容と直接関係ありません)

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