欧米系金融機関3社、マカオの7月カジノ売上「大幅下落」予測

マカオの月次カジノ売上(グロス・ゲーミング・レベニュー)が昨年(2014年)6月から今年6月まで13ヶ月連続で前年割れを記録。今年1〜6月の累計カジノ売上は、前年同月比37.0%減の1216.45億パタカ(日本円換算:約1兆8710億円)となっている。

マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」が7月3日付電子版で報じた内容によると、マカオの7月の月次カジノ売上について、ウェルズ・ファーゴ証券、クレディ・スイス、ドイチェバンクの欧米系金融機関3社は、いずれも「大幅な下落」を予測しているという。

具体的には、クレディ・スイスが1日平均カジノ売上を6.5億〜7.0億パタカ(100億〜108億円)、月次で前年同月比24%超のマイナスとしたほか、ウェルス・ファーゴ証券は30%減、ドイチェバンクは37%減としたとのこと。

一方、昨今のカジノ売上低迷の要因の1つとして指摘されてきた昨年7月に導入された一部の中国本土旅客に対する渡航規制が今年7月1日から緩和されたことなどを受け、7月のカジノ売上を楽観視する見方もある。

カジノ施設が建ち並ぶマカオ半島新口岸エリアの町並み(資料)—本紙撮影

カジノ施設が建ち並ぶマカオ半島新口岸エリアの町並み(資料)—本紙撮影

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