香港競馬の馬券売上高1.7兆円、過去最高更新=14-15年シーズン

例年、9月から翌年7月にかけて開催される香港競馬。7月12日、2014-15年シーズンの最終レースが沙田(シャーティン)競馬場で開催され、気温34度を超える猛暑の中、およそ4万2000人(主催者発表)の観衆が香港にある2つの競馬場に集まった。

同日の馬券売上高は今シーズン最大の17.58億香港ドル(日本円換算:約278億円)に達したという。

香港の競馬競技団体にあたる香港賽馬会(ホンコン・ジョッキークラブ)は最終レース終了後、14〜15年シーズンの業績を公表。通期の馬券売上高は前期から5.8%増となる1079.25億香港ドル(約1.7兆円)で、3期連続で過去最高記録を更新。また、通期の入場者数は2.6%増の207.1万人で、直近12年で最多となった。

また、香港における馬券売上高から払戻金及び手数料を差し引いた香港賽馬会の通期の収入は4.3%増の168.62億香港ドル(約2665億円)、香港特別行政区政府に納付する競馬ゲーミング税は4.4%増の123億香港ドル(約1944億円)とのこと。

香港賽馬会では、シーズン中、原則として毎週水曜日と週末にレースを開催している。水曜日は香港島の市街地にあるハッピーバレー競馬場でのナイトレース、週末にはハッピーバレー競馬場または郊外の沙田競馬場でのデーレースとなる。14-15年シーズンの開催日は83日だった。次シーズンは9月6日にスタートする。

なお、香港賽馬会は、競馬のほか、サッカーくじや「六合彩」と呼ばれるロトなども販売している。

香港島の市街地にあるハッピーバレー競馬場(資料)—本紙撮影

香港島の市街地にあるハッピーバレー競馬場(資料)—本紙撮影

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