マカオの母乳育児率9割近くに、10年間で3割以上伸びる=政府が普及を推進
- 2015/8/3 9:41
- 社会・政治
マカオ政府衛生局は8月2日、WABA(世界母乳育児行動連盟)の国際母乳育児週間(8月1〜7日)に合わせ、「母乳育児と仕事、両立を実践させよう」と題したプロモーションイベントを開催。母乳育児を実践する300組の地元ファミリーが参加した。
マカオ政府衛生局では、WTO(世界保健機関)の「母乳育児成功のための10項目ガイドライン」に沿った母乳育児の推進を実施し、病院やクリニックを拠点に普及支援を続けているという。同局の鄭成業副局長によると、2003年に55%だったマカオの母乳育児率は、2014年に88.73%にまで上昇したとのこと。
同局では、今後も母乳育児率の向上及び、母乳育児期間の延長を促す普及活動を続けていくとしている。
近年、マカオの出生率は高い状態を維持している。2014年の新生児数は7360人だった。マカオの人口は約64万人で、このうち3割は海外(中国本土、香港、台湾を含む)から受け入れた労働者が占める。