マカオの母乳育児率9割近くに、10年間で3割以上伸びる=政府が普及を推進

マカオ政府衛生局は8月2日、WABA(世界母乳育児行動連盟)の国際母乳育児週間(8月1〜7日)に合わせ、「母乳育児と仕事、両立を実践させよう」と題したプロモーションイベントを開催。母乳育児を実践する300組の地元ファミリーが参加した。

マカオ政府衛生局では、WTO(世界保健機関)の「母乳育児成功のための10項目ガイドライン」に沿った母乳育児の推進を実施し、病院やクリニックを拠点に普及支援を続けているという。同局の鄭成業副局長によると、2003年に55%だったマカオの母乳育児率は、2014年に88.73%にまで上昇したとのこと。

同局では、今後も母乳育児率の向上及び、母乳育児期間の延長を促す普及活動を続けていくとしている。

近年、マカオの出生率は高い状態を維持している。2014年の新生児数は7360人だった。マカオの人口は約64万人で、このうち3割は海外(中国本土、香港、台湾を含む)から受け入れた労働者が占める。

マカオ政府衛生局が国際母乳育児週間に合わせて開催した母乳育児普及イベント=8月2日(写真:SSM=マカオ政府衛生局)

マカオ政府衛生局が国際母乳育児週間に合わせて開催した母乳育児普及イベント=8月2日(写真:SSM=マカオ政府衛生局)

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