豪カジノ王ジェームズ・パッカー氏、IR大手クラウン・リゾーツ会長職を辞任
- 2015/8/15 18:53
- カジノ・IR
豪州のカジノ王と呼ばれ、世界でも有数の資産家として知られるジェームズ・パッカー氏が同国カジノIR(統合型リゾート)大手、クラウン・リゾーツの会長職を辞任したことが明らかになった。
同社は8月13日、海外投資資産の減少、マカオにおける投資収益率の悪化を受け、今年(2015年)6月末締めの年間利益が前年比41%減の3.85億オーストラリアドル(日本円換算:約353億円)にとどまったこと、パッカー氏の会長職辞任とロバート・ランキン氏の新会長就任を同時に発表している。
パッカー氏は同社の大半の株を保有していることから、シニアマネジングダイレクター(専務取締役)の立場で社内に残るとのこと。なお、合弁先にあたるマカオのメルコ・クラウン・エンターテインメント、ラスベガスのアーロン・リゾートの共同会長のポジションは変わらないという。