マカオカジノ大手ギャラクシー大幅減収減益、市場低迷受け=15年上期、新IR開幕効果は一部
- 2015/8/19 21:00
- カジノ・IR
マカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営の一角、ギャラクシーエンターテイメントグループ(銀河娯樂集團、以下GEG)は8月19日、今年(2015年)上期(1〜6月)の業績を発表。売上は前年同期比34%減の約254億香港ドル(日本円換算:約4074億円)、調整後EBITDAは同43%減の42億香港ドル(約674億円)、純利益は66%減の20億香港ドル(約321億円)で、主要指標でいずれも大幅なマイナスを記録する結果となった。
GEGはマカオでIR(統合型リゾート)施設のギャラクシーマカオ、スターワールドマカオ、フランチャイズ形式のカジノ施設にあたるシティクラブを運営・展開するほか、建設資材部門も抱える。なお、旗艦施設にあたるギャラクシーマカオの第2期拡張部、新施設ブロードウェイマカオを5月27日に同時オープンさせた。これらの新オープン分は上半期の業績の中に35営業日分カウントされている。
GEG全社の上期カジノ売上については、VIPルームが4割減となる155億香港ドル(約2484億円)、マスゲーミング(平場)が17%減の82億香港ドル(約1314億円)だった。
なお、マカオ全体のカジノ売上は昨年6月から今年7月まで14ヶ月連続で前年割れとなっている。今年上期の累計では前年同期比37.0%減の1216.45億パタカ(約1兆8920億円)。