マカオ競馬が独占経営権2年延長、累計赤字582億円=現地ポルトガル語紙報じる

カジノばかりが目立つが、マカオには競馬、ドッグレース、スポーツくじ、ロトといった各種ギャンブルも存在する。いずれもマカオ政府と経営権契約を結ぶ民間事業者によって運営されている。

マカオのポルトガル語日刊紙ジョルナル・トリブーナ・デ・マカオが消息筋の話を元に報じた記事によると、今年(2015年)8月末日に独占経営権契約が満了を迎えたタイパ島のマカオジョッキークラブ(マカオ競馬)について、同日付で2年間の延長契約を結んだという。また、マカオジョッキークラブの2014年までの累計赤字は38.7億パタカ(日本円換算:約582億円)に達しており、昨年(2014年)単年でも約5100万パタカ(約7.7億円)の赤字だったという。

マカオジョッキークラブはマカオカジノ最大手のSJMホールディングスやスポーツくじ及びドッグレースなどを傘下に持つ総合観光・娯楽企業グループSTDM社(本社:マカオ)グループの一員。

大型カジノIR施設が建ち並ぶコタイ地区に近いタイパ島に位置するマカオジョッキークラブ(資料)—本紙撮影

大型カジノIR施設が建ち並ぶコタイ地区に近いタイパ島に位置するマカオジョッキークラブ(資料)—本紙撮影

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