マカオのIRに進出の2ホテルが開業100日目迎える、客室稼働率9割超=JWマリオットとザ・リッツ・カールトン
- 2015/9/5 13:08
- 産業・経済
マカオのカジノIR(統合型リゾート)集積エリア、コタイ地区の大型施設「ギャラクシーマカオ」第2フェーズ開幕に合わせ、今年(2015年)5月27日にマリオット・インターナショナル系のJWマリオットとザ・リッツ・カールトンの2ホテルがマカオ初進出。オープン100日目にあたる9月4日、両ホテルが合同で記念式典を開催した。
両ホテルともギャラクシーマカオ第2フェーズの51階建ての高層タワーに入り、客室数はJWマリオット・ホテル・マカオがスイートを含む1015室、ザ・リッツ・カールトン・マカオが全室スイート仕立ての230室となる。
マカオを訪れる旅客数が昨年と比較して減少傾向にあり、カジノ売上の長期化が続く中、統計上ではマカオ市場全体のホテル客室稼働率低下も見受けられる。逆風下での新規開業となった両ホテルだが、オープン後100日間の実績は好調だったようだ。
記念式典において、JWマリオット・ホテル・マカオのブライアン・トンGMは「開業からこれまで約3ヶ月間の客室稼働率は9割台後半だったとし、アジア及び国際市場におけるJWマリオットブランドの強大なアピール力の賜物」と語った。JWマリオット・ホテル・マカオは同ブランドのホテルの中で世界最大規模となる。また、ザ・リッツ・カールトン・マカオについても「3ヶ月間ほぼ満室という状態を維持できた」(フアン・サムソGM)とのこと。
オープン100日を記念し、JWマリオット・ホテル・マカオではプール・バーで夕食ビュッフェ「プールサイド・バーベキュー・フィエスタ」を11月28日までの毎週末(金・土)、ザ・リッツ・カールトンマカオでは9月18日から10月18日までフランスフェアをそれぞれ開催するという。
なお、ギャラクシーマカオはマカオ最大規模を誇るカジノIRのひとつ。マカオ唯一の日系ホテルとなるホテルオークラマカオなど6つのホテルが入り、総客室数は3700室超。今後、第3、4フェーズの計画も準備中で、さらなる拡張が見込まれている。