熊本県が香港事務所開設=くまモン活用、観光誘致と海産・農産物輸出促進狙う
- 2015/9/11 19:24
- 澳日関係
熊本県は9月11日、同日付で香港代表事務所を正式オープンし、記念セレモニーを開催した。香港事務所開設を機に、アジアにおける熊本県の観光誘致及び海産・農産物のプロモーションを図りたい考えという。
香港政府インフォメーションサービス局によると、熊本県は日本最大の農産・海産物の産地のひとつで、昨年(2014)の海外輸出額は過去最高となる35億4000万円に達したという。
熊本香港事務所の西山英樹所長は、熊本県から輸出される農産物のうち、3分の2を香港が占めるとし、香港は熊本県にとって重要な貿易パートナーとした。また、香港の食品市場は競争が激しいことから、香港事務所を拠点に市場需要を把握し、輸出量及び種類の拡大を図りたいと抱負を語った。
なお、同県のキャラクターで営業部長の「くまモン」が親善大使の役割を担い、観光PRイベントなどへの参加を予定しているとのこと。
熊本香港事務所は香港のほか、中国本土、台湾、マカオをカバーするという。