中国当局、バンコク空港で「非文明行為」の自国民4人をブラックリストに=フライト遅延に過激な抗議
- 2015/9/13 11:56
- 香港・大湾区
中国国家観光局が今月(9月)4日にタイ・バンコク国際空港で騒動を起こした中国人旅客4人について、「非文明行為(マナー違反)」にあたるとしてブラックリストに掲載したことを明らかにした。
マカオの政府系放送局TDMが9月12日のラジオニュースで報じた内容によると、ブラックリストに掲載された4人は中国四川省及び重慶市からバンコクを訪れていた旅客とのこと。4人はフライトの出発時間の遅延に腹を立て、空港職員とトラブルになったといい、中国国歌を合唱して抗議し、慰謝料などを求めたという。その後、やり取りの一部始終を収めた映像がインターネットを通じて広がり、物議を醸していた。
中国国家観光局は、この4人について、他の旅客を巻き込んで秩序を乱したこと、過激な言動など、中国旅客の海外におけるイメージを著しく毀損したとして、非文名行為リストに掲載する判断を下したという。この措置により、航空会社及び旅行代理店は今後2〜3年間、この4人に対する航空券の販売やパッケージツアーへの参加を拒否することができるとのこと。