香港の人口、2043年にピークの822万人=今後50年間で中国本土移民193万人流入

香港政府統計局は9月25日、最新の人口推計結果を公表した。2014年の香港の人口は約724万人だが、今後、2043年に822万人でピークを迎えて以降は下落傾向が続き、50年後の2064年には781万人になるとの見通し。

統計局のレスリー・タン(鄧偉江)局長によると、今後50年間の香港の人口増長の重要パートを占めるのが「新移民」と呼ばれる中国本土からの移民で、その数は累計で193万人、毎年平均3.85万人に上るという。この他、高齢化や共働き世帯の増に伴い、老人介護や保育サービス需要も高まると予想され、海外出身のホームヘルパーについても現在の33万人から63万人に達する見通しとのこと。

香港の人口に占める65歳以上の高齢者の割合は2014年の15%から2064年には36%に達すると予想されている。また、2014年の平均寿命(出生児平均余命)は男性が81.2歳、女性が86.9歳だが、2064年には男性が87歳、女性が92.5歳にまで延びるとのこと。

香港政府統計局が最新の人口推計結果を発表。写真中央が統計局のレスリー・タン局長=9月25日(写真:news.gov.hk)

香港政府統計局が最新の人口推計結果を発表。写真中央が統計局のレスリー・タン局長=9月25日(写真:news.gov.hk)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  2.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  4.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun