イカサマ行為のカジノディーラーに禁錮2年3ヶ月、賭博の借金返済のため=マカオ下級裁判所

マカオ初級法院(下級裁判所)で10月9日、今年(2015年)1月末にマカオのカジノで発生したカジノディーラーのイカサマ行為によって客に扮した仲間が不正に配当を得ていた事件の裁判が開かれ、業務上横領罪でマカオ人のディーラーの男(34)に禁錮2年3ヶ月、中国・福建省出身の仲間の男3人に禁錮2年の判決が下された。

このカジノディーラーの男はギャンブルで作った150万香港ドル(日本円換算:約2300万円)の借金返済に行き詰まり、仲間の男らに対し、自身がカジノテーブルで勤務中にイカサマ行為で勝たせる方法を持ちかけたという。4人は今年1月27日と31日、7回にわたる不正ゲームを通じて元金を含む400万香港ドル(約6200万円)超をカジノ運営会社から詐取したとのこと。

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて—本紙撮影

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて—本紙撮影

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