マカオ老舗カジノホテルのネオン燃える=ショート原因、ケガ人なし

11月13日午後7時頃、マカオの中心街に位置する老舗カジノホテル「ホテルリスボア」の外壁の一部が燃える小規模火災事故が発生。通報を受けた消防がはしご車など数台を現場へ派遣したが、すでにホテル従業員により消し止められていたという。

出火原因はホテル外壁に設置されたネオンの一部がショートしたことが原因と見られ、消防によると、出火場所周辺のおよそ2メートル×50センチの外壁部分が黒く焼け焦げていたとのこと。

事故を受け一時周辺の道路が閉鎖され、ネオンの一部が消灯となるなどの影響が出たが、ケガ人はなく、ホテルも通常営業を続けたとのこと。

「ホテルリスボア」は1970年開業の老舗。当時、マカオのカジノ経営権を独占していたSTDM社が旗艦施設として建設したもので、マカオ最大の客室数と豪華さを誇った。21世紀に入って以降、ラスベガス型の大型IR(統合型リゾート)が相次ぎマカオに進出しているが、レトロなネオンが煌めく同ホテルの夜景はマカオのシンボルのひとつとして現在も独特の存在感を示している。

ホテルリスボア併設のカジノ、カジノリスボアのネオンサイン(資料)—本紙撮影

ホテルリスボア併設のカジノ、カジノリスボアのネオンサイン(資料)—本紙撮影

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