レインボーブリッジを消した男…フランツ・ハラレー氏プロデュースのマジックシアター開幕=マカオのIRスタジオ・シティ内
- 2015/12/3 13:38
- ツーリズム
マカオ・コタイ地区に今年(2015年)10月27日オープンした大型IR(統合型リゾート)スタジオ・シティで12月2日、マカオ初、唯一となる常設型マジックシアター「ザ・ハウス・オブ・マジック(中国語表記:魔幻間)」のグランドオープニングイベントが開催された。
同シアターは世界的人気イリュージョニストとして知られるフランツ・ハラレー氏がプロデュースを担当し、常駐していることでも話題となっている。館内は3つのシアターで構成され、欧米の第一線で活躍するマジシャンによる2つのマジックショー、ハラレー氏本人が登場する大掛かりで華やかなイリュージョンショーが上演される。上演時間はトータルで約90分間、上演回数は平日が1日3回、週末が1日4回で、1回あたりのキャパシティは300人。
ザ・ハウス・オブ・マジック入口横にはマジックをテーマにした上海料理レストラン「シャンハイ・マジック(中国語表記:上海魅影)」も同時オープンした。
ハラレー氏は「レインボーブリッジを消した男」として日本での知名度も高い。他にも、エジプトではスフィンクス、アメリカではスペースシャトルを見事に消し去り、ハワイではダイヤモンドヘッドを移動させるといった数々の伝説を持つ。また、1984年にマイケルジャクソンと組みコンサートに出演。その後、ジャネット・ジャクソン、ジャスティン・ビーバー、浜崎あゆみなど数々の著名アーティストのライブにイリュージョンという新しい演出手法を持ち込んだ人物でもある。
スタジオ・シティはハリウッド映画をテーマとしたIR施設で、ゲーミングテーブル250台のカジノ、客室数1600室のホテル、約2.8万平米のショッピングモール、5000席の多目的アリーナのほか、世界初の8の字型観覧車「ゴールデン・リール」、バットマンをテーマにした4Dフライトシミュレーター型アトラクション「バットマン・ダーク・フライト」など、これまでマカオに不足していたファミリー向けレジャー・エンターテイメントなどノンゲーミング(非カジノ)要素を多数盛り込んでいるのが特徴といえる。プロジェクト総工費は32億米ドル(日本円換算:約3950億円)。