マカオ、勤務先カジノのバカラ台からチップ盗んだ女性ディーラーに執行猶予付き判決

マカオ裁判所は今週、勤務中にバカラテーブルから4回に渡って総額5万香港ドル(日本円換算:約75万円)相当のゲーミングチップを盗んだとして業務上横領の罪に問われた女性カジノディーラーの譚被告(50)に対し、禁錮2年、執行猶予3年の判決を下した。

執行猶予の条件として、3ヶ月以内にカジノ運営会社に対して2万2000香港ドル(約33万円)の支払いを完了することが盛り込まれたとのこと。マカオの日刊紙澳門日報が12月12日付紙面で報じた。

事件は2014年11月に発生。譚被告の勤務中の行動に不審な点があることに気づいた同僚がサーベイランス部門に連絡し、監視カメラ映像の分析したところ、被告がテーブルのチップ置き場に手を伸ばし、自身の腰の部分に隠していたことが発覚したという。その後、被告は2日間に渡って同じ行為を繰り返し、4度目に事に及んだタイミングでサーベイランス部門が司法警察局に通報し、現場に駆けつけた警察官によって身柄を拘束されたという。

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて—本紙撮影

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて—本紙撮影

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