第12回全人代マカオ地区代表選出
- 2012/12/18 10:22
- 社会・政治
17日、第12回全国人民代表会議(以下、全人代)のマカオ地区代表選挙の第二次全体会議が行われ、再選者10名と新任2名合わせて12名の新代表が選出された。
選挙結果について、地元有力紙「澳門日報」などが17日付紙面で報じた。第二次全体会議は16日朝9時からマカオタワーコンベンションセンターで開催され、395名の選挙会議メンバーが出席。投票総数は359票で、集計後9票が無効となり、有効投票素は350票だった。
第12回全人代マカオ地区代表に選出された12名は得票順に劉藝良、梁維特、李沛霖と高開賢(同数)、賀一誠と姚鴻明(同数)、崔世平、容永恩(新人)、陸波、梁玉華、林笑雲、何雪卿(新人)、陳振豪、唐曉晴、莫志偉で、いずれも過半数以上の票を獲得。また、陳振豪、唐曉晴の2名が3分の1以上の得票を得て、欠員が生じた場合に繰り上げ当選となる補欠となった。なお、12名のうち女性が3分の1を占めた。(人名敬称略)
第二次全体会議閉幕後、主席団はすぐに第三次会議に移り、会議後選挙結果を公布した。主席団はすでに毛㏍を全人代常委会資格審査委員会へ送付済み。後日同委員会による代表資格審査を経て正式に代表資格を確認、メンバーリストが公布される流れ。
今回の選挙は第11回全人代の任期が2013年3月に満了するのに伴うもの。第12回代表の任期は2013年3月から5年間。
なお、代表選出後の記者会見において、一部のポルトガル語系メディアから会議においてポルトガル語翻訳やポルトガル語の資料が提供されなかったことに対して不満を述べた。これに対し主席団の梁慶庭報道官は謝罪を表明し、今後改善に努めると語った。マカオでは現在も中国語及びポルトガル語の2つが公用語となっている。