近日、マカオでは最高気温が20℃前後を記録する日が続いており、例年になく温暖な年末年始シーズンとなっている。

マカオの政府系放送局TDMが1月7日午後のラジオニュースで報じた内容によると、マカオ政府地球物理気象局は同日、昨年（2015年）のマカオの年平均気温は23.2℃となり、1980〜2010年の平均基準における偏差は+0.6℃、1952年の統計開始以降で最も高い値だったとする最新データを明らかにしたとのこと。

気象局では、昨年の年平均気温が最高を記録した理由について、直近2年のマカオの天気はエルニーニョ現象の影響を受け、夏から秋にかけては高温、冬は高湿多雨となったためと解説。また、過去の統計では12月に気温12℃を下回る日が平均8日あるが、2015年は温暖で湿った空気が流れ込むことが多く、わずか2日間にすぎなかったという。

南灣湖からマカオ半島新口岸地区を望む（資料）＝2015年10月—本紙撮影