マカオ国際空港、旅客数が過去最高580万人=15年、開港20周年に花添える

マカオ国際空港は1月7日、1995年の開港から20周年にあたる昨年(2015年)の運営実績を公表。通年の旅客数が前年比6.4%増の580万人超に達し、開港以来最多となった。航空機発着回数は6.0%増の5万5000回超、貨物取扱量は4.5%増の3万トン超。

昨年、新規乗り入れ航空会社が9社あり、新規8路線の開設があった。昨年末時点の乗り入れ航空会社数は30社、乗り入れ都市数は43都市。

過去最高の旅客数を記録した理由として、東南アジア及び北アジア方面との間を結ぶ路線が好調だったことを挙げた。方面別旅客数動向では、中国本土路線が1.4%減とふるわなかったものの、台湾路線の9.6%増と東南・北アジア路線の11.4%増でカバーした。方面別旅客シェアは東南・北アジア路線が40%、中国本土路線が33%、台湾路線が27%。

マカオ国際空港はジャンボジェットの離発着が可能な3420メートルの滑走路を持ち、24時間運用を行っている。乗り入れ都市は中国本土、東南・北アジアといった近距離が中心。日本については現在マカオ航空が東京・成田及び大阪・関西線に就航(各1日1便)している。また、同社が今年3月28日から初の福岡線(週4便)を開設予定。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は9月16日、来年(2025年)の春節祝賀パレート「2025年農曆新…
  2.  マカオにも日本の預金保険制度に相当する「存款保障制度」が存在するが、法改正により(2024年)1…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は9月13日、昨年(2023年)のホテル業調査結果を公表。  昨…
  4.  マカオではアフターコロナでインバウンド旅客数が急回復し、直近までその勢いを持続する状況。ツーリズ…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は9月13日、同月12日夜にマカオ半島北部・台山エリアの牧場街にある工業ビ…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun