マカオの15年観光物価平均指数マイナス0.86%=下落続いたホテル価格指数はQ4に急上昇
- 2016/1/14 18:02
- 産業・経済
海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービスの価格変動を反映する「観光物価指数」について、昨年(2015年)通年の平均が前年から0.86%下落となる138.39となり、2001年の調査開始以来初めてのマイナスを記録したことがマカオ政府統計調査局が1月14日に公表したデータで明らかとなった。
統計調査局のデータによると、前年との比較で指数の変動が最も顕著だったジャンルは下落が「宿泊」(-7.08%)、上昇が「食品・たばこ」(+4.53%)、「娯楽・文化活動」(+4.22%)、「飲食」(+4.02%)だった。
また、昨年第4四半期の観光物価指数は前年同期との比較でも3.03%の下落となっている。ホテル宿泊価格及び衣料品の値下がりに伴い、「宿泊」(-10.34%)と「衣類・履物」(-4.18%)、「交通・通信」(-2.08%)が顕著な下落に。目立って上昇したのは「娯楽・文化活動」(+3.86%)、「飲食」(+2.89%)。
一方、直前期(同年第3四半期)との比較では、7.48%の上昇に。国慶節の長期休暇、マカオフランプリ、クリスマス期間中のホテル宿泊価格が上昇、冬物衣料の販売がスタートしたことを受け、「宿泊」(+25.19%)と「衣類・履物」(+9.50%)が急上昇となった。