旧暦の正月「春節」(2016年は2月8日が元旦にあたる)が近づき、マカオの市街地でも赤や黄色の色鮮やかなデコレーションが目立つようになった。
マカオ政府旅遊局(観光局)は1月14日に記者会見を行い、新年3日目の2月10日、6日目の2月13日の二夜に渡って、大規模な申年の春節を祝うパレード「Parade for the Celebration of the Year of the Monkey」を開催することを発表した。春節パレードの開催は4年連続4回目となる。
第一夜に行われるパレードには地元マカオ、中国本土、香港、韓国、スペイン、米国、日本、マレーシア、ポルトガル、タイから合計1338人のパフォーマーが参加する。主催者発表によると、日本から参加するのは山形・尾花沢花笠踊りチームの25人とのこと。なお、2014年には東京・高円寺阿波踊り、2015年には徳島・千代の会(三味線グループ)が参加しており、マカオに日本文化を紹介する機会のひとつとなっている。
パレードは午後7時30分にマカオ半島新口岸地区のマカオ科学館前を出発し、14台の華やかな山車とともに沿岸部を経由してマカオタワー前の西灣湖広場までの間を練り歩く。パレードコース上にあたるマカオ科学館前、観音蓮花苑前、マカオタワー周辺及び西灣湖広場には特設イベント会場が設けられ、各種ステージショーが上演される。また、午後9時45分からはマカオタワー正面海上で花火の打ち上げも。
第二夜は住宅街にあたるマカオ半島北部が中心となり、午後8時から午後9時30分まで、14台の山車の行進と祐漢街市公園での地元出身歌手らによる歌謡ショーなどが開催される。
旅遊局では、観客席の増設、新要素を盛り込んだステージショー、パフォーマーの増などもあり、二夜合わせて前回から1万人増となるおよそ10万人の観衆を見込んでいるという。