マカオ・コタイ地区にあるカジノ施設のスロットマシンで30万香港ドル(日本円換算:約450万円)という高額ジャックポット(累積賞金)に当選した男性が、現金引換券を盗まれてしまう事件が発生した。
マカオは面積約30平方キロという小さなエリアに35のカジノ施設が建ち並び、世界最大のカジノ売上を誇る都市として知られる。
マカオの日刊紙力報の記事によると、1月14日午前2時頃、ジャックポットに当選した男性があまりの興奮のため現金引換券をマシンから取り忘れたまま離席し、外の喫煙所で一服して落ち着いたところで席に戻ったところ、引換券がなくなっていたという。
その後、この男性から通報を受けた警察が監視カメラの映像を元に容疑者の特定に成功。加重窃盗の疑いで中国本土出身の38歳の男を宿泊先のホテルの客室で逮捕した。
しかし、容疑者は引換券を盗んだ後、換金した上ですでに一部を使っていたとのこと。被害者は残額のみ取り戻すことができたが、外に出て一服したことを大きく悔やんでいるという。