米国共通試験SAT、問題漏洩で中国本土とマカオ会場の試験を急きょ中止
- 2016/1/22 19:21
- 社会・政治
米国の大学への進学希望者を対象とした共通試験のひとつとして知られる「SAT」は米国及び海外で年に複数回の試験が実施されるが、1月23日に中国本土とマカオの会場で実施を予定していた試験が問題漏洩の疑いがあるとして急きょ中止になったという。
マカオの政府系放送局TDMが1月22日夕方のラジオニュースが試験を主催する米国の非営利法人カレッジボードの発表を元に報じた内容によると、1月23日の試験の出題内容が一部の受験生の手に渡っていたとの情報が入ったとのこと。カレッジボードでは、すでに受験予定者に対して中止の連絡を行っており、1ヶ月後をメドに再試験日を設定する予定という。なお、漏洩の経緯については安全面を考慮して公表しない意向とのこと。
香港メディアが報じた記事によれば、昨年10月に香港で実施されたSAT試験は1万人が受験し、このうち9割が中国本土の学生だったという。