この週末、非常に強い寒気が中国南部にまで達している。マカオ地球物理気象局のタイパ島大潭山山頂（標高160.4メートル）にある観測所で1月24日午前8時、気温2.3℃を記録。1949年以来の1月の最低気温を更新する歴史的低温となった。

マカオの午前9時現在の天候は小雨で、強烈季節風警報（時速41キロ以上の強い北からの季節風）が発令されている。マカオの政府系放送局TDMが同日朝のラジオニュースで報じた内容によれば、地球物理気象局は、次週頭にかけて厳しい寒さ、乾燥、強風が続くとし、最低気温は2℃程度になると予想しているとのこと。

なお、地球物理気象局公表資料では、マカオの1月の平均最低気温（1981〜2010年）は12.5℃となっている。マカオの観測史上最低気温は1948年1月26日に記録したマイナス1.8℃。

香港メディアの報道によると、香港・新界にある香港最高峰の大帽山（標高957メートル）では23日午後に霜が降りているのが確認され、山頂付近の観測所で深夜に気温マイナス3℃を記録したという。

（情報更新）
マカオ地球物理気象局のタイパ島大潭山山頂（標高160.4メートル）にある観測所で1月24日午前14時15分、気温1.6℃を記録。

気温2.3℃を記録した1月23日午前8時のマカオの様子＝SMG（マカオ地球物理気象局）大潭山観測カメラ映像より