マカオの財政準備資産、対前年4割増=外貨準備高と合わせ歳出の5.9年分
- 2016/1/28 10:11
- 産業・経済
マカオ金融管理局は1月27日、昨年(2015年)12月末時点の財政準備資産及び外貨準備高を公表した。
財政準備資産総額は初歩統計で前年から4割増となる3450.5億パタカ(日本円換算:約5.1兆円)となり、内訳はこのうち基本準備が1318.8億パタカ、超額準備が2131.7億パタカ。同年の財政準備資産の投資リターンは0.7%の24.1億パタカ(約357億円)。ポートフォリオ別のリターンでは、債権、株式、預金利息でプラスを確保したが、人民元の対米ドル切り下げによる影響で外貨がマイナスとなった。
外貨準備高は14%増の1508億パタカ(約2.2兆円)で、投資リターンは0.3%の2.6億パタカ(約39億円)。財政準備資産と外貨準備高の合計はおよそ4958億パタカ(約7.3兆円)に上り、2015年度の歳出の5.9倍に相当する。