マカオでは今年（2016年）に入って以降、ぐずついた天気が続いている。1月の降雨量は平年のおよそ10倍にも達しているという。

マカオの政府系放送局TDMが1月29日午後のラジオニュースで報じた内容によれば、マカオ地球物理気象局が1月1日から28日までの降雨量は236.6ミリに達し、1941年に記録した153.1ミリを大きく上回り、1901年に観測を始めて以降、1月としての最高を更新したことを明らかにしたという。多雨の要因はエルニーニョ現象によるものとのこと。

ちなみに、マカオの1981年から2010年の1月の平均降雨量は26.5ミリ、降雨日数は5.5日。例年10月から2月上旬にかけてが年間で最も雨が少ないシーズンとなる。

マカオでは1月24日午後2時15分に気温1.6℃を記録し、67年ぶりに1月の最低気温を更新したばかり。

ぐずついた天気が続いた1月のマカオ＝1月28日、外港フェリーターミナルにて本紙撮影