山形・尾花沢花笠踊りがマカオ春節パレードに日本代表で出場=インバウンド誘致の機会に
- 2016/2/11 9:50
- 澳日関係
春節シーズンはマカオを含む中華圏で大型連休となっていることから、中国本土、香港、台湾などから数多くの観光客がマカオを訪れることで知られる。
丙申年の春節3日目となる2月10日夜、地元マカオ、中国本土、香港、韓国、スペイン、米国、日本、マレーシア、ポルトガル、タイから28チーム、1338人のパフォーマーが参加する大規模な春節祝賀パレードが開催された。マカオ政府旅遊局(観光局)が例年この時期に開催する市民及び観光客に向けた目玉イベントのひとつで、午後7時30分にマカオ半島新口岸地区のマカオ科学館前を出発し、国際色豊かなパフォーマーが14台の山車とともに沿岸部を経由してマカオタワー前の西灣湖広場までの間を練り歩くというもの。
今回のパレードに日本代表として参加したのが、山形・尾花沢花笠踊りチームだ。メンバー24人は地元メーカーなどの協力を得て制作したというLEDを縫い込んだ特製の法被と花笠を用意して本番に臨んだ。世界各地からの出場チームが奇抜なコスチュームや派手なパフォーマンスのチームが多い中、明るく華やかな日本の伝統の踊りを堂々と披露した一行に沿道に集まった観衆から大きな歓声が寄せられた。
尾花沢市では、今回のパレード出場をきっかけに現地における知名度向上、インバウンド誘致を図りたい意向で、パフォーマンスと同時に市内の観光名所「銀山温泉」のイメージ写真などを掲げて観衆に向けたPRを実施した。
パレードの模様はマカオの政府系放送局TDMで生中継されたほか、週末にもダイジェスト版が香港の大手民放局TVBでも放送される予定。