さっぽろ雪まつりの国際雪像コンクール、マカオ代表チームが初参加で準優勝
- 2016/2/11 13:00
- 澳日関係
マカオを象徴する世界遺産として知られる聖ポール天主堂跡の巨大雪像が展示されたことでも話題となった第67回さっぽろ雪まつり(2月5〜11日)だが、同会場で開催された国際雪像コンクールでも、初参加だったマカオ代表チームが準優勝となり、存在感を示した。
国際雪像コンクールは今回で43回目の開催。オーストラリア、韓国・大田広域市、フィンランド、ハワイ、インドネシア、ラトビア、マカオ、マレーシア、ポーランド、米国ポートランド市、シンガポール、タイのそれぞれの国・地域・都市を代表する12チームが参加した。コンクールの審査結果発表は2月8日にさっぽろ雪まつり会場で発表され、ラトビアチームが優勝、マカオは準優勝に輝いた。
マカオ代表チームはマカオ廚藝協会のシェフ3人で構成され、「龍抱金蓮(龍に抱かれた金の蓮)」と題した作品を制作した。
マカオ政府社会文化庁のアレクシス・タム長官は、2月10日にコメントを発表。準優勝という好結果を得たチームメンバーを祝福するとともに、コンクールへの参加を通じ、各地からの参加チームとの国際交流、世界各地から雪まつりを訪れた旅客にマカオ観光をPRすることができたと述べた。
マカオは世界遺産やカジノを核とした大型IR(統合型リゾート)に加え、マカオグランプリなどの国際イベントが数多く開催されるアジア有数の観光都市として知られる。昨年(2015年)の訪マカオ外客数は前年から2.5%減となる延べ3071万4628人、このうち日本人旅客は5.9%減の28万2217人だった。マカオ政府旅遊局(観光局)では、日本からマカオを訪れる観光客の増加を目指す姿勢を明らかにしている。