春節ホリデー前半、訪マカオ外客数5.2%増=中国本土旅客伸長

丙申年の春節は元旦が2月8日で月曜日にあたることから、直前の週末を含めて長期休暇を取得しやすいカレンダーとなっている。

マカオ政府旅遊局(観光局)が公表した2月7日から2月10日(大晦日〜三箇日)までの4日間の集計によると、訪マカオ外客数は前年同期から5.2%増となる54万8536人に上った。このうち、中国本土からの旅客が6.7%増の38万9685人で、全体に占める割合は71%。

年間の訪マカオ外客数は2014年に史上初めて3000万人の大台を突破する3152万人を記録したが、2015年は前年から2.5%減となる3071万人にとどまった。母数の大きい中国本土旅客が4.0%減だったことが響いたことが主要因。

マカオでは、年間最大の観光ピークシーズンのひとつとなる春節に合わせ、官民それぞれが大型イベントを用意して例年以上に集客強化に取り組む姿勢が目立つ。

中国本土からマカオを訪れる旅客数がピークとなるは2月10日から14日にかけてと予想されている。

なお、2月8日深夜から9日未明にかけて香港の繁華街・旺角(モンコック)で発生した騒乱を受け、中国本土旅客の間で香港からマカオへ渡航先を変更する動きもあるようだと報じるマカオメディアもある。

多くの人出で賑わった春節イベント=2月8日、マカオ・セナド広場(写真:GCS)

多くの人出で賑わった春節イベント=2月8日、マカオ・セナド広場(写真:GCS)

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