MGMコタイプロジェクト、開幕時期変更の可能性も=マカオの大型IR

マカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営の一角、MGMチャイナがコタイ地区で開発を進めている新規大型IR(統合型リゾート)プロジェクトについて、同社のグラント・R・ボウイCEOが開業予定時期を今年(2016年)第4四半期から変更する可能性を示唆したという。

マカオの日刊紙澳門日報が2月18日付紙面で報じた記事によると、ボウイCEOは前日開催したプレスイベントに出席した際に地元メディアの取材に応じ、新IRのオープン時期はカジノ市場の状況及びその他カジノ運営企業によるIRの開幕時期などを考慮して慎重に決定する意向を示した上、具体的なスケジュールは適切なタイミングで発表すると回答したとのこと。このほか、新IRの開幕で4000〜5000人規模の新規雇用を見込んでいるとコメントしたという。

マカオのカジノ売上は今年1月まで20ヶ月連続で前年割れとなるなど、不振が長期化している。また、今年はウィンマカオが6月にウィンパレス、サンズチャイナが9月にパリジャンマカオをそれぞれオープン予定で、大型IRの開幕が相次ぐ。

MGMチャイナがマカオ・コタイ地区で開発を進める新IR建設現場の様子(資料)=2015年8月—本紙撮影

MGMチャイナがマカオ・コタイ地区で開発を進める新IR建設現場の様子(資料)=2015年8月—本紙撮影

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