香港からマカオへ旅客シフトの動き=旺角騒乱事件でネガティブイメージ
- 2016/2/25 11:39
- 香港・大湾区
春節(旧正月)元旦にあたる今月(2016年2月)8日夜から9日未明にかけて、香港・九龍半島の繁華街として知られる旺角(モンコック)地区で警官隊とデモ隊が激しく衝突し、双方に多くの負傷者が出るという事件が発生した。
マカオの日刊英字紙マカオデイリータイムスが2月24日付紙面で香港メディアの報道を引用して報じた記事によると、香港政府観光局のピーター・ラム会長は(中国本土の大型連休に当たる)春節ゴールデンウィーク中の訪マカオ旅客数が4.7%増、香港では2桁減だったことについて、旺角における騒乱の影響を受けて旅客がマカオへ流出したとコメント。また、2月9日以降、香港政府観光局に治安に関する問い合わせが急増したとし、事件が香港に対するネガティブな印象を与えたとの認識を示したとのこと。
香港とマカオは海路でおよそ60分の距離に位置し、いずれも中国広東省と陸で接している。