東日本大震災5年…マカオからの復興支援に感謝=松田駐香港日本国総領事が現地最大手新聞社訪問
- 2016/3/5 11:08
- 澳日関係
間もなく2011年3月11日に発生した東日本大震災から間もなく5年の節目を迎える。在香港日本国総領事館の松田邦紀駐香港日本国総領事(大使)は3月4日午後、マカオ最大の発行部数を誇る日刊紙「澳門日報(マカオデイリー)」本社を訪れ、マカオ各界及びマカオ人による復興支援への感謝の意を示した。
同紙が3月5日付紙面で報じた記事によると、松田総領事ら領事館員一行らが同紙編集部幹部らと面会。松田総領事から、マカオ行政長官及び各界からのお見舞い、寄付やチャリティー活動など、マカオの皆様による復興支援の数々は今なお記憶に新しく、心から感謝を申し上げるとともに、ぜひ復興が進む東北地方へ旅行し、実際に当地の風景や文化に触れていただたい、とのメッセージが伝えられたという。
また、松田総領事は同紙の訪問に前後してマカオの公立総合大学、マカオ大学の学長及びマカオ政府社会文化庁長官を訪問したことにも言及。マカオ大学では、日本の各大学とマカオ大学の交流について、社会文化庁長官とは日本とマカオの文化、観光交流について意見交換を行ったとのこと。昨年(2015年)、訪マカオ日本人旅客数は約30万人、訪日マカオ人旅客数は約10万人に上ったとし、今月(3月28日に)予定されているマカオ〜福岡直行便の新規就航をきっかけに、マカオと日本の文化、教育分野の交流が進むことが望まれると述べたという。
澳門日報の崔志濤代総編集は松田総領事に対し、同紙として今後も継続して東日本大震災後の復興と開発について見守っていくとした上、マカオと日本の民間交流を促進していきたいと語ったとのこと。
現在、マカオには日本公館がなく、在香港日本国総領事館の管轄エリアとなっている。