ホリデイ・イン マカオ コタイセントラルがフォーブス・トラベルガイドで3年連続4つ星を獲得=同ブランドで世界唯一
- 2016/3/9 20:35
- 産業・経済
先月(2月)23日、フォーブス・トラベルガイドが58年目となる2016年最新版の格付けを発表した。日本では昨年から東京が対象地域となったばかりとって、まだまだ知名度が高いとはいえないが、欧米及び香港・マカオといったアジアでは高い権威を誇り、毎年リスト入り施設が大きくクローズアップされる。
フォーブス・トラベルガイドは、5つ星の格付けシステムを初めて導入したトラベルガイドとして知られる。現在、アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域の29ヶ国の対象地域(都市)のホテル、レストラン、スパの格付けを行っている。
資料によれば、2016年最新版のフォーブス・トラベルガイドで5つ星を獲得したホテルは世界で154軒、4つ星は410軒だった。マカオに限ると5つ星が9軒、4つ星が5軒。
リストを見ると、敷居の高い名門ホテルの名がずらりと並ぶ。その中にあって、ひと際目を引いたのが、4つ星を獲得したホリデイ・イン マカオ コタイセントラルだ。ホリデイ・インといえば、世界のあらゆる都市に展開するカジュアルなホテルというイメージが強い。
ホリデイ・イン マカオ コタイセントラルは2012年5月にマカオの再開発エリアにあたるコタイ地区の中心に位置する大型カジノIR(統合型リゾート)サンズコタイセントラルの開幕と同時にオープン。ホリデイ・インとしては世界最大(※開業当時、現在はメッカ アブラージュ アル タイシール)の客室数となる1224室を誇る。実際にホテルを訪れると、従来のホリデイ・インのブランドイメージとは全く別次元の規模感、豪華な雰囲気、充実の設備に驚かされる。
同ホテルの広報担当によれば、4つ星獲得は今年で3年連続とのこと。また、世界におよそ1200軒あるというホリデイ・インの中で星を獲得した唯一の施設だという。
オペレーション担当副社長のベデ・バリー氏は、4つ星を獲得した理由として、明るさとコンテンポラリーなデザインの客室、従業員によるハイクオリティなサービスとホスピタリティ、IR施設の一角にあり、ビジネス、レジャー、エンターテイメントといった幅広いオプションを提供できることなどを挙げた。
ちなみに、本紙記者が手元のパソコンからサンズコタイセントラルの公式ウェブサイトを通じて価格をチェックしたところ、4月の平日1泊1室あたりの最安値は823香港ドル(日本円概算:約1万2000円)だった。また、3月7日から7月15日までの宿泊を対象としたスクランプシャスマカオゲートウェイと題したプロモーションも打ち出しており、2名分の朝食またはランチ、香港〜マカオ間の高速船片道チケット、リゾート内のショップやレストランで使える割引クーポンブックなどの特典が付いて価格は1泊1室あたり1198香港ドル〜(約1万7000円〜)。フォーブス・トラベルガイドで星を獲得したホテルであることを考慮すると手頃な価格設定といえよう。
春休みやゴールデンウィークにマカオ旅行を考えている方、フォーブス・トラベルガイドの格付けをホテル、レストラン、スパ選びの際の参考にしてみると新たな発見があるかもしれない。