年間カジノ総売上3千億パタカ超え―12年

マカオ政府博彩監察協調局は2日、2012年の年間カジノ総売上が3041億3900万パタカ(約3兆円)だったと発表。前年比13.5%増で、3000億パタカの大台を突破したのは初。

2012年は中国国内の景気減速による影響が懸念されていたが、結果として伸び率は低下したものの引き続き2ケタ成長を維持した。

これまでカジノ売上の大きなウェイトを占めてきた富裕層向けVIPカジノのシェアが低下し、逆に一般向けマスゲーミングフロアの利用者が増加傾向にあるという。仲介業者へのコミッション支払などの経費がかさむVIPカジノへの依存度が下がることは、カジノ運営企業にとって利益率の向上につながるのではないかとの見方もある。

2013年の見通しについて、地元メディアではカジノ運営企業や学者のコメントを引用しながら比較的楽観的な考えを示しているものが多い。

急速に発展するカジノ産業(写真はイメージ)―本紙撮影

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