マカオ国際空港が玄関口としての存在感示す=開港以来最多の旅客数2年連続更新ペース

今年(2016年)3月の訪マカオ旅客数は前年同月から4.2%増となったが、第1四半期累計では前年の同じ時期から0.6%増の延べ(以下同)745.71万人にとどまった。ただし、マカオ国際空港経由に限ると16.2%増の59万人に達している。

これまで、マカオでは中国本土との陸路、中国本土及び香港との海路による出入境ルートに旅客が集中していたが、このところ空港がマカオの玄関口としての存在感を示している。

マカオ国際空港は1995年に開港。開港当初の短期間、ポルトガル・リスボンとの「国内線」が運航されていたこともあるが、現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCC(格安航空会社)の誘致に積極的なことでも知られる。

開港20周年にあたる昨年(2015年)には旅客数が前年比6.4%増の580万人となり、開港以来最多を記録。今年第1四半期についても前年同時期から20%増の160万人に上り、上昇トレンドを維持した。

マカオ国際空港の昨年末時点の乗り入れ航空会社数は30社、乗り入れ都市数は43都市で、近年は新規乗り入れや既存路線の増便も相次いでいる。

好調の要因として、昨今の燃油サーチャージの下落や廃止により潜在需要が喚起されたことなどが挙げられる。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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