マカオの人口1.3%増の64.9万人に…海外労働者は微減、中国からの移民は大幅増=16年第1四半期
- 2016/5/10 13:10
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は5月10日、今年(2016年)第1四半期(1〜3月)の人口統計を公表。今年3月末時点の人口は64万9100人となり、前年末から0.4%、前年の同じ時期から1.3%のそれぞれ増加に。性別では女性が51%を占めた。
今年第1四半期の新生児数は前年第4四半期から10.6%減の1664人、死亡数は同34.0%増の650人。死亡数急増の理由として、1月後半の記録的な寒波の影響を挙げた。
このほか、今年第1四半期(1〜3月)に中国本土からマカオへの移民した人の数は昨年第4四半期から23.6%の大幅増となる2695人、3月末時点の海外(中国本土、香港、台湾を含む)労働者の数は0.1%減の18万1436人だった。
海外労働者が減少している背景には昨今の経済低迷があり、新規労働ビザの発給人数は昨年第4四半期から7.8%減の1万8302人で、労働ビザが取消となった1万8512人を下回った。
マカオの面積は約30平方キロ、東京の山手線の内側のちょうど半分に相当するコンパクトな街であることから、世界で最も人口密度の高い地域として知られる。また、年間訪マカオ旅客数は3000万人超に達している。