「陽光法」立法会通過―幹部公務員財産開示義務

行政長官及び幹部公務員等の財産及び非財産上の利益の一部の情報開示を義務化する、いわゆる「陽光法(財產及利益申報法律制度)」について、4日、立法会で採決が行われ、全会一致で通過した。一部議員からは透明度が十分ではないとの声もあるが、クリーンな政治の実現に向け一歩前進したとの評価を得た。

4日付の地元有力紙「澳門日報」が報じた。陽光法(財產及利益申報法律制度)で財産、非財産上の利益の一部の情報開示義務の対象となるのは行政長官、弁公室主任クラス以上の幹部公務員、行政会委員、立法会議員、司法官。政府の汚職防止推進部門、廉政公署の馮文莊氏によると、今回の法律で規定された情報の開示内容については完全開示ではないが、国連汚職防止条約で定められた範囲に合致したものという。また、完全公開が最善策ではあるが、個人のプライバシーについても守られるべきものであり、そのバランスを取ることが大事とし、同時に、今回スタートラインに立ったことはクリーンな政治を実現する第一歩といえ、今後社会状況の変化に応じて、法律の内容を見直すことができるとの認識を示した。

陽光法は行政長官の署名を経て、公布後90日後に施行される。施行後、市民はインターネットを通じて公開された情報を見ることができるという。なお、違反者への罰則は年間報酬の3カ月~1年分となる。

マカオ特別行政政府本部ビル(資料)―本紙撮影

マカオ特別行政政府本部ビル(資料)―本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コロアン島の北部・聯生海濱路で4月1日、地元の60代の女性が野犬に咬まれる事故が発生。 …
  2.  マカオ治安警察局は4月2日、マカオ半島の中区にあるマンションの一室について、無認可宿泊施設の疑い…
  3.  マカオ政府経済・科技発展局は4月2日、昨年第4四半期(2024年10〜12月期)の工業輸出状況調…
  4.  このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2025年)3月前半の住宅売…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は4月1日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対する監察体制を維持する…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun